受験~合格発表まで
一般中学生・帰国生と、附属中学生の違い
受験生について
学芸大附高の入試には、一般中学生・帰国生・附属中学生の三つの区分があります。附属中学生の入試は、学芸大附小金井中・世田谷中・竹早中(五十音順) の3中学校に所属している中学生のみが受験できます。これ以外の中学校に所属している中学生は全員、一般中学生(または帰国生)の枠での入試です。附属中学生は一般中学生の枠では受験できません。
定員について
学芸大附高の定員は、以下の通りです。
一般中学生 | 106名〈男女ほぼ同数〉(※) |
---|---|
帰国生 | 15名〈男女ほぼ同数〉 |
附属中学生 | 214名〈男女それぞれ107名〉(※) |
一般中学生や帰国生の場合、進学しない生徒もいるため、合格者数を定員よりも多く出します。2020年の入試では、一般中学生の合格者は200名〈男子:110名、女子:90名〉で、帰国生の合格者は26名〈男子13名、女子:13名〉でした。これに加え、多くの繰り上げ合格者が出たようです。
附属中学生の場合、合格した生徒は全員が学芸大附高に進学することになるため、定員数である214名のみが合格します。
- 2021年度入試(現中3生の受験)より、附属中学校の定員減に伴い、定員を200名程度< 男女ほぼ同数>とすることが附属中学生に向けて発表されました。また、それに伴い、一般中学生の定員は120名程度(男女ほぼ同数)と発表されました(帰国生は変わらず)。
2020年入試について
一般中学生
学力検査は例年通り2/13に行われましたが、2018年より面接が廃止となりました。学力検査(500点満点)と調査書(3年間の評定を100点に換算)を総合的に判断して合格者を決定します。合格発表日は2/17でした。
帰国生
帰国生受験は一般中学生と同様に2/13に行われました。ただし、受験科目は英・数・国の3科目です(3科目の入試問題は一般中学生と同じ)。また、神奈川の県立入試を考慮し、面接(受験者全員が面接)が2/14、合格者の発表は一般中学生と一緒に2/17に行われました。
附属中学生
附属3中学の生徒は、あらかじめ中学の成績(調査書)が高校側に送られます。細かな成績が送られるため、「面接」は実施されません。中学校に学芸大附高の受験が受理されれば、あとは願書を中学校に提出し(中学校から高校に一括提出)、学力検査を受けます。この学力検査と、中学校の成績(調査書)で総合的に判断され、合格者が発表されます。2017年より学力検査の日程が大幅に変更され、2020年は1/7に学力検査〈5科目(各科目30分)〉、1/8に合格者の発表が行われました(2016年までは2/13に学力検査、2/15に合格者の発表)。附属3中学の合格者内訳(過去3年)は、以下の通りです。
附属中学生 合格者内訳(2018-2020)
年 | 小金井 | 世田谷 | 竹早 | 3中学合計 |
---|---|---|---|---|
2020 | 64(男子31 女子33) | 87(男子45 女子42) | 63(男子31 女子32) | 214(男子107 女子107) |
2019 | 57(男子27 女子30) | 85(男子47 女子38) | 72(男子33 女子39) | 214(男子107 女子107) |
2018 | 52(男子28 女子24) | 92(男子47 女子45) | 70(男子32 女子38) | 214(男子107 女子107) |
中学校の行事が忙しい中で、学校の成績をしっかり取り、かつ一般中学生の入試問題と同レベルの学力検査の勉強も必要なため、簡単に内部進学することはできません。SAPIX中学部でも、附属中学生は一般中学生と同じクラスで同じように受験勉強をしていきます。また、学芸大附高へ進学できるかどうかは1月まで分からないため、附属中学生は、学芸大附高以外の学校も受験する準備をしておく必要があります。
また、注意事項として、附属中学用の学力検査に不合格だった場合は一般中学生としての受験は認められないこと、学力検査が1月実施のため、一部出題されない範囲があることが挙げられます。