早稲田大学本庄高等学院 2018年出題傾向リサーチ

英語

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適語句補充:小問数10

新しく文法単独の大問が追加されました。受動態や比較など、各文法の基本事項をおさえていれば、正解を導ける問題が多くありました。ただし、英文を読み慣れていないと解答を断定しきれない問題が複数あり、注意が必要でした。

物語文の読解(約900語):小問数20

異国への移住によって実感した母親への感謝を述べた物語文です。出題形式は例年とさほど変わりませんが、本文の総単語数が300~400語程度増加しました。また、本文中には場面の切り替わりがあり、段落ごとに何の場面の話か理解する必要がありました。問1の適語補充の問題数は減少しましたが、問題に応じて知識と文脈のどちらの側面から解くか判断しなければなりませんでした。問2の内容一致は複数の段落の内容をふまえて解答を検討すべきものが含まれていました。問3[6]の適文選択は母親の筆者への思いを汲んで解答することがポイントです。同問[9]の和文英訳は日本文からは一見想像できない単語の使用が決められているため、どう書き表すべきか苦慮した受験生は多かったと思われます。

対話文の読解(約385語):小問数12

広告のさまざまな手法に関する対話文です。本文の語彙レベルは高くありませんが、設問は内容理解を問うものが多く、内容を正確におさえていく必要がありました。問1(6) の適語補充は文脈把握だけでなく、前置詞の理解が求められたものでした。問5は空欄部に入れる英文として適さないものを選択する新しい形式です。文脈から該当する人物の広告に対する考えを捉え、選択肢を吟味することが大切でした。

数学

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1 小問集合

問1は平方根の計算、問2は因数分解、問3は整数、問4は分数の計算の4問構成でした。問4は部分分数分解の知識があれば有利に解き進めることができたことでしょう。基本問題が中心のセットのため、ミスなく完答しておきたいところです。

2 二次関数

座標平面上において、点の座標や直線の式を求める問題でした。問2までは解法に迷うことは少ないものの、図が与えられていないためミスを起こしやすい問題です。問3は標準レベルですが、正確な計算処理ができたかどうかで差がついたものと思われます。

3 確率

カードを使った確率の問題でした。問1は表や樹形図、問2は場合分け、問3は余事象の利用がそれぞれポイントでした。問1は基本レベルですが、問2、問3は緻密な処理が必要なため、自分の解答に自信を持てなかった受験生も多かったと推測されます。

4 空間図形

対称性を持つ三角すいについての問題でした。問1は線分の長さ、問2は三角形の面積、問3は回転体の体積を求める問題で、いずれも把握しやすいシンプルな設定でした。条件を1つ1つ確認し丁寧に計算する時間を確保できれば、容易に完答できるレベルと言えます。

国語

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1 竹田青嗣『現象学との出会い・哲学の方法』

筆者が現象学に出会うまでの過程と、現象学の特徴について論じた文章からの出題でした。文章前半は対比構造を把握しやすかったものの、後半は内容の抽象度が高く、読みづらさがあります。テーマも受験生には馴染みの薄いものでしたので、丁寧に順を追って読んでいくことが求められました。抜き出しについては、解答になりうる表現が文中に複数存在していたこともあり、判断に迷った受験生もいたと考えられます。記述は制限字数60字のものが1問出されていて、ここ3年間では最もボリュームのあるものでした。しかし、過去には70~100字前後の記述も出されているため、過去の入試問題でしっかり記述対策をしていた受験生であれば、冷静に複数の解答要素をまとめることができたはずです。また、語句の意味についても問われましたが、きちんと文脈を理解していれば正解を選ぶことができました。

2 金井美恵子『窓』

写真にまつわる主人公の思い出を回想形式で描いた小説文でした。やや抽象的な言い回しや比喩表現が用いられているため、読みづらさを感じた受験生もいたようです。一方で設問のレベルは標準的だったため、それぞれの情景描写の意味するところをしっかりと掴むことができれば、それほど苦労せずに取り組むことができました。抜き出し3問と空欄補充5問は、傍線部や空欄部の前後に手がかりとなる文言があるので、そのことに気づけば素早く解答できるものでした。制限字数40 字の記述が出ていますが、こちらも傍線部を換言したうえで、それに合う表現を文中から探していけば、スムーズに解答することができます。

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