お茶の水女子大学附属高校 2018年出題傾向リサーチ

英語

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1 リスニング問題:小問数5

例年通り、英文が2回読まれ、質問に答える形式です。2018年はすべて日本語の質問に日本語で答える形式に変更されました。聞き取った内容を正しい日本語で記述する力が問われています。

2 リスニング問題:小問数2

学校でのコンピューターの使用に関する英文を聞き取り、下線部を埋める問題です。英文は3回読まれ、2回目のみゆっくり読まれるので、ここで聞き取れなかった箇所を確認できます。

3 説明文の読解(約600語):小問数12

オーストラリアの歴史に関する英文を読んで、要約文の空所に適切な単語を補充する問題です。本文の単語をそのまま補充するのではなく、要約文に合うように書きかえる必要もありました。

4 物語文の読解(約540語):小問数3

何か困ったことに直面したら、落ちついて対処すべきだという教訓をテーマとした物語文です。すべて本文の下線部について日本語で理由を説明する設問です。

5 説明文の読解(約160語):小問数6

祖父が残してくれた地図のおかげで裕福になったという内容の物語文です。英文の意味が通るように空所に適切な英文を選んで、補充する問題です。接続詞や代名詞に注意して、解答する必要があります。

6 条件英作文:(約175 語): 小問数4

例年通り、与えられている語句を順に用いて、不足語を補いながら英文を完成させる問題です。

7 テーマ英作文:小問数1

日本の文化を知らない外国人に「おもてなし」の心について、具体例を入れて40 語以上で説明する問題です。

数学

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1 小問集合

二次方程式、式の値、円と角、確率からなる小問集合でした。どれも基本的な問題なので、合格のためには確実に正解することが必要でしょう。

2 二次関数

(1)と(2)は基本的な問題ですが、(3)は難度がやや高く、解くための方針が思い浮かばなかった受検生もいたかもしれません。類題演習の多寡と柔軟な思考力の有無が得点差につながったと思われます。

3 文章題

家族の年齢を考察する文章題でした。考えなくてはならない条件が多く、正確な立式をすることに苦労した受検生も多かったと思われます。文字の種類をなるべく少なくしながら条件を表にまとめるといった工夫が必要な、やや難度の高い問題でした。

4 図形の回転

正三角形を折れ線に沿って回転させたときの点の軌跡に関する問題でした。正解するためには自分で図を描き、点の動きを正確に把握する必要がありました。特に(2)は回転の半径が途中で変わるというミスをしやすい設定だったので、受検生の丁寧な処理能力が試されていました。

5 空間図形

図形に関して新たな定義を行い、それについて考察する問題でした。問われている内容は非常に基本的なものでしたが、新たな定義といった、難しそうな表現に戸惑った受検生もいたと思われます。問題文の表現に惑わされることなく、図を描いて状況を整理することが重要でした。

国語

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1 好井裕明『「今、ここ」から考える社会学』

現代人がなぜ「歩きスマホ」をしてしまうのか、どうすれば「歩きスマホ」がなくなるのかについて述べた論説文でした。論旨は明確で受検生にとって読みやすい文章だったと思われます。設問は記号選択や抜き出しなど、さまざまな形式で出されていますが、なかでも目を引くのは制限字数100 字の記述です。文章内容を正確に読み取ったうえで整合性のある解答を作成しなければならないため、記述対策を十分にしてきたかどうかで大きな得点差が生まれたと考えられます。

2 岡本かの子『鮨』

偏食の子供に食事の楽しさを教えたい母親が、鮨を作って子供に食べさせようとする場面を描いた小説文からの出題でした。登場人物の言葉づかいがやや古く、読みにくさを感じた受検生もいたかもしれませんが、問題を解くうえで大きな妨げにはならなかったと考えられます。設問は母と子の心情やその根拠を丁寧に読み取れているかどうかを確認するものが主で、特に記号選択における選択肢の吟味には慎重さが求められました。記述は3問で、いずれも自分の言葉を補いながら、分かりやすくまとめる必要があります。

3 『今物語』

鎌倉時代の説話集からの出題です。注釈が多めに与えられているものの、読解するうえで和歌の解釈が求められ、取り組みづらさのある大問でした。それでも、設問の選択肢を参考にすることで解釈できる部分があり、あきらめずに粘り強く取り組むことが必要です。また、この大問でも記述が2問出されているため、やはり記述問題の対策は欠かせないと言えます。

理科

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1 小問集合

「すべて選びなさい」形式の問題もあり、例年通り幅広い知識が求められました。

2 小問集合

用語と計算、作図からなる小問集合でした。典型的な内容からの出題なので、ミスは最小限に抑えたいところです。

3 運動とエネルギー、電流(物理)

水力発電のしくみに関する問題でした。運動とエネルギー、電流の2 つの単元にまたがった横断的な内容で基本事項の理解度が問われました。

4 化学変化、物質の特徴(化学)

金属化合物に関する問題です。大問2 と同様、典型的な内容の問題が中心のため、ミスは最小限に抑えたいところです。

5 地震(地学)

前半は、地震の揺れに関する問題でした。基本的な問題に加えて、結果から考察する記述問題も含まれていました。後半は、問われている内容は典型的なものですが、文字を用いて答える形式はやや見慣れないものでした。

6 植物、人体(生物)

毎年出題される「茶実子さん」の問題です。内容を整理する力と計算力が求められます。前半は知識の確認問題なので、手際よく解きたいところです。後半は計算問題ですが、問題文を正確に理解し、順序立てて立式しなくてはいけないため、過去の入試問題で十分に演習しておく必要があります。

社会

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1 日本史(鎌倉・江戸時代)

幕府が武士を救済するために出した法令を題材に、鎌倉時代・江戸時代の歴史を問うものでした。定番の出題だけでなく、理解の深さが試される問題もあり、すべての大問の中で最も難しいと感じた受検生が多かったことでしょう。

2 世界史(近代)

19 世紀の日本と日本をとりまく国際情勢に関する出題でした。問われている語句は基本的なものでしたが、日本と同時代の世界の歴史が正確に理解できていなければ、解答を導くことは難しかったと思われます。

3 経済(環境問題)

日本の環境問題に関連した問題でした。頻出問題が多く、分析力や思考力を必要とするものもあまりなかったため、確実に得点したい大問でした。

4 政治(選挙・国会・憲法)

憲法9条(平和主義)に関する新聞記事を題材とした出題でした。憲法の条文を空欄補充するものといった、基本的な内容を問うものがほとんどでした。

5 世界地理(統計・気候・鉱工業)

人種差別撤廃を呼びかけた国連事務総長のスピーチを題材とした世界地理の出題でした。各国の位置や特徴が理解できていれば解答できるものがほとんどでした。世界の鉱工業の問題点については、与えられた表から推察する力が試されました。

6 日本地理(九州地方)

九州地方を中心とする日本地理の問題で、基本的な地形や特色が問われました。2016 年、2017 年に引き続き地形図が出題されましたが、等高線や地図記号など基本的なことが理解できていれば解答できるものでした。

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