「十二面体の奇跡」U.Eさん(筑波大学附属駒場高校 進学)

U.Eさん 筑波大学附属駒場高校 進学
併願合格高校:慶應義塾志木高校、国際基督教大学高校、栄東高校、渋谷教育学園幕張高校、西大和学園高校
「開成、残念だったな。でも明日は受かる。筑駒に受かれば、気にすることはない。勝負は明日だ。分かったな」今思うと、あの言葉は僕にとっての呪文だったのかもしれない。その次の日、僕は魔法にかかったのだから。

2月10日、僕は開成の試験を終え、絶望していた。英語が極端に簡単で、数学があまりとれず、理社が通常より難しくて、どれも僕にとっては不利な条件だった。しかし校舎に戻って数学の先生と話をしているうちに意外とできているかもしれないと思い、安心し、希望を持った。

2月12日、13時頃。僕は走って発表を見に行った。自分の受験番号を必死に探したが無く、しばらくそこに立ち尽くした。一歩動く力さえなかった。そこへ校舎の英語の先生が来て、僕に何度も次の言葉を繰り返してくれた。「開成、残念だったな。でも明日は受かる。筑駒に受かれば、気にすることはない。勝負は明日だ。分かったな」今思うと、あの言葉は僕にとっての呪文だったのかもしれない。その次の日、僕は魔法にかかったのだから。

2月13日は不思議と心が落ち着いていた。開成に不合格だったこと、そして渋幕に合格していたこと(この時点では進学することも考えていた)を退け、頭から消すことができた。これが最後だという思いと、もう後はないという思いが心を研ぎ澄ませた。これにより僕は120%の力を出すことができた。そして2月15日の発表の日、自分の番号を見つけた。開成不合格という奈落の底から這い上がることができた。

今、冷静に考えると、開成に不合格だったのは僕の科目ごとの実力に偏りがあったからだと思う。いつも英語に頼ってばかりで他の科目を十分に強化できず、今年のような高得点の争いに勝てなかったのだ。逆に筑駒ではほぼすべての科目で偏りなく得点できたことが勝因だったと思う。これから受験する皆さんは苦手科目から逃げずに、まんべんなく勉強してほしい。最後に僕を支えてくれたSAPIXの先生やすべての方に感謝します。

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