埼玉県公立高校 2018年入学者選抜問題分析【速報】

英語(学力検査問題)

埼玉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 英語

1 リスニング問題:小問数11

2017年とほぼ同じ形式でした。対話の内容に一致するものを絵や図から選択する問題、短い英文を聞き、適切な英文を選ぶ問題など出題形式が多彩です。日本語で説明する問題もあるため、試験全体の時間配分を考慮して取り組む必要があります。

2 適語補充:小問数4

バスケットボールの試合について日本語で書かれたメモを確認し、メモの内容と一致するように空欄に当てはまる英単語を補う問題形式でした。問われている単語はすべて基本的なものでした。

3 物語文の読解(約455語):小問数6

職業体験に参加した日本人中学生と留学生の物語文でした。2017年と出題形式に大きな変化はありませんでした。英文記述と和文記述がともに出され、本文の該当箇所を分かりやすくまとめて表現する力が必要です。内容一致問題が追加され、本文の正確な内容把握がより求められました。

4 対話文の読解(約680語):小問数8

自転車の交通ルールをテーマにした対話文が中心の問題です。2017年とは違い、対話文と文章が設問ごとに区分けされていました。一見取り組みやすそうな形式ですが、対話のテーマを把握して、各設問のつながりを意識する必要があります。問3の絵の内容を英文で説明するものは、どのように英語で表現すればよいか戸惑った受検生が多かったと思われます。

5 条件英作文:小問数1

2017年と同じ形式で、与えられた英文の質問に対し、自分の考えとその理由を答える英作文です。書き出しが指定され、5文以上のまとまった英文を書く必要があります。

英語(学校選択問題)

埼玉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 英語(学校選択問題)

1 リスニング問題:小問数11

2017年とほぼ同じ形式でした。対話の内容に一致するものを絵や図から選択する問題、短い英文を聞き、適切な英文を選ぶ問題など出題形式が多彩です。英語の質問を日本語で答えるものが、2018年では英語で答える形式に変わりました。

2 対話文の読解(約680語):小問数8

自転車の交通ルールをテーマにした対話文が中心の問題です。英文が学力検査問題の大問4と共通ですが、注釈の数や設問内容が異なります。2017年とは違い、設問ごとに英文が区分けされたため、対話のテーマを把握し、つながりを意識する必要があります。問2の絵の内容を英文で説明するものは、瞬時に絵の趣旨を理解し、適切な英語で表現しなければなりません。

3 説明文の読解(約775語): 小問数11

高校生が書いた太陽電池と発展途上国の関係についての文章です。2017年同様、専門用語が多く、難解なものでした。問3では正確な文脈把握、問1や問4ではそれに加えて正確な文法知識も必要です。英作文もあり、高得点をとるには総合的に英語を使えるようにすることが重要です。問7の要約文の問題では、該当箇所を2語でまとめるため、言いかえ表現に慣れておく必要があります。

4 条件英作文:小問数1

AI(人工知能)に関する考えに対して自分の意見を英語で述べる問題です。指定された条件は2017年と同じく、賛成か反対かを明示し、その理由を書くというものでした。語数も40語以上50語程度と変化はありませんが、日本語でも意見をまとめるのが難しい内容のため、苦戦した受検生が多かったと思われます。

数学(学力検査問題)

埼玉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 数学

1 小問集合

例年通り基本問題が12問でした。(8)二次関数の変域、(10)資料の整理などは注意深く解き進める必要があります。後半の大問に余裕を持って臨めるよう、ここは手早く確実に完答しておきたいところです。

2 小問集合

(1)さいころの確率、(2)空間図形、(3)作図、(4)証明の4問構成でした。(3)は折り返しの性質に注目すること、(4)は円周角がつくる三角形の相似に注目することがポイントでした。全体的に標準レベルとはいえ作図や証明も含まれるため、この大問で得点差がついたものと思われます。

3 整数と規則性

白と黒のタイルを規則的に並べていき、そのタイルの枚数について考察する問題でした。(1)は順に書き出していくことで十分に対応できる内容でした。(2)は(1)の流れをふまえたうえで、枚数の規則性に気づけるかどうかがポイントでした。

4 二次関数

2つの放物線を題材とした問題で、(1)直線の式、(2)比例定数、(3)台形の面積について問われました。(1)(2)ともに標準レベルの問題ですが、(2)は途中過程を記す必要がありました。(3)は図形的特徴を活用できたかどうかで、解答時間や正答率に差がついたことでしょう。

数学(学校選択問題)

埼玉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 数学(学校選択問題)

1 小問集合

全10問の小問集合で、2017年と比べて全体的な難度は低くなりました。(4)二次関数の変域、(5)資料の整理、(6)整数、(7)さいころの確率あたりは注意深く解き進める必要がありますが、2017年ほどこの大問で得点差はつかなかったと思われます。

2 小問集合

(1)作図、(2)空間図形の2問構成でした。(1)は折り返しの性質に注目することがポイントで、類題を解いたことがあると作図しやすかったと思われます。(2)は円すいの展開図と最短距離についての典型問題のため、ミスなく確実に得点したいところです。

3 整数と規則性

白と黒のタイルを規則的に並べていき、そのタイルの枚数について考察する問題でした。(1)は順に書き出していくことで十分に対応できる内容でした。(2)は(1)の流れをふまえたうえで、枚数の規則性に気づけるかどうかがポイントでした。

4 二次関数

2つの放物線を題材とした問題で、(1)直線の式、(2)比例定数、(3)台形の面積について問われました。(1)(2)ともに標準レベルのため、確実に得点する必要があります。(3)は図形的特徴を活用できたかどうかで、解答時間や正答率に差がついたことでしょう。

5

(1)は角の二等分線定理についての証明問題、(2)はその性質を利用して解く円の問題でした。(2)②は応用問題ですが、難関私立校の入試で頻出のテーマのため、学習経験のある受検生にとっては有利だったと思われます。

国語

埼玉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 国語

1 原田マハ『リーチ先生』

芸術家を志す少年を主人公とする小説文です。40~50字の記述が2問出されていますが、いずれも文中の対応箇所を見つけることができれば、過不足のない解答をまとめることができました。記号選択形式で表現の特徴について問われていて、各選択肢の内容を丁寧に確認していくことが求められます。

2 漢字の読み取り・書き取り・国語の知識

2017年と同様、漢字・文法・語句の知識が問われました。いずれも基本的な難度でしたが、配点は全体の約2割を占めるので、ここで確実に得点しておきたいところです。

3 佐藤透の文章

茶道に見られる「侘びの美」について論じた文章でした。抽象的なテーマであるため、やや読みづらさがあります。特に問4の抜き出しや問5の記述では文章内容の深い理解が求められているので、総じて差がつきやすい大問だったと言えるでしょう。

4 『徒然草』

鎌倉時代成立の随筆文からの出題です。文中に示された教訓を的確に読み取ることが得点のポイントでした。歴史的仮名遣いに関する問題は頻出なので、ミスなく解答したいところです。

5 条件作文

2つの円グラフを参考にしながら、「書き言葉によるコミュニケーション」について自分の考えを述べるという内容でした。テーマに沿った体験談を盛り込みつつ、説得力のある文章を書き上げることが求められています。

理科

埼玉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 理科

1 小問集合(物理、化学、生物、地学)

各分野からの小問集合でした。放射線に関する知識といった細かな内容が一部出されましたが、それ以外は確実に正解したい問題でした。

2 天体(地学)

月と金星の見え方に関する問題で、問2の月の公転による見え方の問題はやや難度の高い内容でした。また、問5の地球、月、金星の公転による見え方の変化の問題は、おおよその位置関係を把握して、考察する必要がありました。天体の学習量で差がつく内容でした。

3 遺伝(生物)

植物の遺伝に関する問題でした。問題文がやや長くなっていましたが、典型的な内容が中心でした。問題文の内容を正確に読み取り、丁寧に処理する必要がありました。また、問4(2)は、遺伝のしくみに関する正確な理解が求められました。

4 物質の特徴(化学)

エタノールを用いた実験に関する問題でした。記述問題が複数出されましたが、典型的なものなので落ち着いて対応したいところです。後半では、表やグラフの内容をもとに考察する力が問われました。

5 電流(物理)

電流と磁界に関する典型的な問題で、電流と磁界に関するしくみの正確な理解が求められました。作図や記述の問題が含まれていて、表現力が求められる内容でした。問3(2)では、やや細かな知識が問われました。

社会

埼玉県公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 社会

1 世界地理

世界地図が題材とされ、三大洋、緯度・経度、雨温図に関する基礎知識が求められました。統計資料の読み取り問題は落ち着いて、内容を正しく読み取る必要がありました。

2 日本地理

中部地方と香川県丸亀市の地形図を題材とした問題で、実際の距離や河川の流れる方向についてなどが問われました。グラフの読み取りは、グラフの表題や単位などに注意する必要がありました。

3 前近代史

飛鳥時代から江戸時代までの人物に関連する出題でした。例年通り、各時代の文化の特色や代表的な文化財について理解できていることや、日本と同時代の世界の出来事が整理できていることなどが求められました。

4 近現代史

近代以降の年表が題材とされました。年号の並べ替え問題で、自由民権運動の推移が問われ、時代ごとに政治と社会の様子を関連づけて学習しているかどうかが試されました。

5 公民

基本的人権・民主主義・財政・消費生活などがテーマとされました。記述問題は法律案の再可決に関するものと、国債を発行する目的を答えるもので、簡潔にまとめる必要がありました。

6 総合

船を題材とした、地理・歴史・公民の総合問題でした。歴史の年号の並べ替え問題を正解するには、第二次世界大戦以降の世界史を理解している必要がありました。

ページトップへ