2018年度 神奈川県立横浜翠嵐高校・湘南高校 特色検査 出題分析【速報】

横浜翠嵐高

大問2題の構成が続いていましたが、2018年は大問3題の構成でした。しかし、全体の小問数は2017年とほぼ変わりません。最初から順番に問題を解くよりも、取り組みやすそうな問題を見極めてそれらを優先して解いていくほうがよい点も2017年と同様です。また、2018年は例年以上に課題文や設問の正確な読み取りが求められる出題が多く、日頃から丁寧に文章や設問を読む習慣が身についていたかどうかが得点差を生んだと考えられます。

課題1

事故防止について、「フールプルーフ」、「フェイルセイフ」という考え方を紹介する文章からの出題でした。この大問には小問が6つあり、3つの大問の中で最もボリュームがあったと言えます。この大問の中で差がついたと考えられるのは、数学と理科に関する小問で、いずれも設問の条件を正確に読み取ることが必要でした。そのうえで、数学に関する問題ではいくつかのパターンを試しながら最適解を考察する力が、理科に関する問題では文と図で自分の考えを説明する表現力が、それぞれ求められていました。

課題2

立憲主義に関する文章からの出題でした。一見すると、社会の知識を豊富に持っていなければ得点できない大問であるように思えますが、文章から筆者の見解を的確に読み取って選択肢の具体例と照らし合わせることで対応が可能でした。課題1と同様に、文章や設問を注意深く読み取ることが大切でした。

課題3

植物の成功戦略に関する文章からの出題でした。理科に関する小問が2つと、英語に関する小問が1つで構成されていました。実験条件の異なる部分に着目し、結果から実験中に起こったことを考察する力や、与えられた条件のもとで得られる結果を推測して検証する力が求められていました。英語に関する小問は、課題文の内容についての対話文の空所を英語で埋めるもので、基本的な英文法の知識はもちろんのこと、課題文の要点を理解する国語の読解力も必要でした。

出題分析表

大問数
(小問数)
英語 数学 国語 理科 社会 音楽 美術 保健
体育
技術
家庭
2018年 3(13)
2017年 2(12)
2016年 2(16)
2015年 2(12)
2014年 2(9)

湘南高

2018年の県立湘南高特色検査では、大問が3題で、それぞれの大問につき小問が5~8問出されました。小問数は18問で2017年の24問から大幅に減り、例年通りに戻りましたが、1問1問を素早く処理していくことが必要であることには変わりありません。問題は国語、英語、数学、理科、社会の内容が中心ですが、ほかにも2018年は技術・家庭に関する問題が出されていました。ここ数年は、学力検査に必要な5科目に加えて、音楽、美術、保健体育、技術・家庭の4科目から1科目が出される傾向にあります。また、国語の力を使って読解し、数学の力を使って計算して答えを出すなど、科目横断的な問題が多いのも特徴です。問題を解くための情報が、課題文のほかにも、グラフや図表などで提示されているため、文章の内容を読解する力に加えて、グラフから必要な情報を読み取る力も必要とされていました。日頃から新聞や本などを通して様々な情報に触れ、興味を持って取り組んでいくことが大切です。

問1

「日本語の乱れ」について、中学生が協議する会話文が出されました。グラフや表が含まれているため、それらを読み取る力も必要とされています。設問は全て記号選択で、この大問以外の問題に多くの時間を取られることを考えると、読み取った情報をもとに、効率的に選択肢を取捨選択することができたかどうかがポイントです。

問2

この大問では、例年通り小問ごとに独立した問題が出されました。それぞれ国語や理科、数学などの基本的な知識を使って解くものですが、それだけでは対応できないものもあり、課題文や図表から読み取った情報を使ってその場で考える問題も含まれていました。技術・家庭の技術に関する問題では組み合わされた板を立体的にとらえることが必要でした。

問3

資源としての「水」についての文章からの出題でした。小問ではさらに表や地図、バーチャルウォーターについての課題文を読み取る必要があり、大きな値の計算を求められる問題も出されていました。そのため、1問1問を丁寧に解かなければならず、この大問に多くの時間がかかってしまった受験生もいたのではないでしょうか。各科目の基本的な知識を使って課題文や図表から問題を解くために必要な情報を読み取り、さらにそこから出た数値を使った複雑な計算を正確に行なう力が求められていました。

出題分析表

大問数
(小問数)
英語 数学 国語 理科 社会 音楽 美術 保健
体育
技術
家庭
2018年 3(18)
2017年 3(24)
2016年 3(17)
2015年 4(17)
2014年 4(18)
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