神奈川県公立高校 2018入学者選抜問題分析【速報】

英語

神奈川公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 英語

1 リスニング問題:小問数7

(ア)と(イ)は例年通りの形式でしたが、(ウ)は生徒の発表を聞いて、与えられた表の空所に数字や単語を補う形式に変更になりました。

2 語彙:小問数3

例年、基本単語が出題されますが、2018年は(ア)でやや難度が高い単語が出題されました。

3 適語句選択:小問数4

英文の空所に適切な語句を選んで補う問題で、比較や分詞など基本的な文法事項が問われました。

4 並べかえ英作文:小問数4

対話の流れに合うように、不要な1語を使わずに与えられた語を並べかえる問題でした。日本語が与えられていないため、文脈を考えて英文を組み立てる必要があります。

5 条件英作文:小問数1

時系列に並べられたA~Cの絵とその説明が与えられ、そのうちのBの説明にある空所に適切な英文を補充する問題でした。英文を書く際、語順と時制に注意する必要がありました。

6 説明文の読解(約560語):小問数3

2つの図表の読み取りを含む、海岸ごみに関する説明文でした。(ア)と(イ)は空所の前後に手掛かりがあるので、どちらも正解したいところです。

7 短文の読解:小問数2

例年3問出されますが、2018年は2問でした。(ア)は地図を含む対話文、(イ)はあるポスターに関する英文で、どちらも情報を読み取る問題でした。

8 対話文の読解(約685語):小問数3

コンピュータープログラミングに関する対話文でした。(イ)では、対話の中で説明されている手順を正確に理解する必要がありました。

数学

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1 計算問題

正負の数、文字式、平方根の計算と、基本的な問題でした。さらに、2018年は解答を4つの中から選択する形式になりました。ミスが許されない大問です。

2 小問集合

(ア)(イ)は計算系小問、(ウ)~(カ)は関数、不等式、整数、資料の整理の小問でした。問1同様、解答は選択式になったこともあり、完答しやすかったと思われます。

3 小問集合

(ア)は長方形と線分の長さ、(イ)は速さと文字式の小問でした。(イ)は基本問題ですが、(ア)は相似と三平方の定理を適切に利用できないと処理に時間がかかったかもしれません。

4 二次関数

例年通り放物線と直線を組み合わせた問題でした。(ウ)の三角形の面積比は、相似な三角形の活用ができれば時間をかけることなく解けたと思われます。

5 確率

円周上の点を大小2つのさいころの目の数とルールに従って移動させる確率の問題でした。正解するには丁寧な数え上げが必要でした。

6 空間図形

円すいに関する、体積、表面積、空間把握の問題でした。(ウ)は例年難度が高くなる傾向にありますが、2018年はいずれも典型問題のため、確実に得点したい大問でした。

7 証明

(ア)は全文記述から空欄補充の形式に戻りました。共円点に関する類題の演習経験の差が得点差につながったと思われます。

国語

神奈川公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 国語

1 漢字・文法・短歌の鑑賞

漢字が8問、文法(助動詞「られる」の意味識別)が1問、短歌の鑑賞が1問の計10問でした。2017年と同様に、漢字はやや難度の高いものが出されています。また、短歌の鑑賞では選択肢の慎重な吟味が必要でした。

2 『続古事談』

受検生には馴染みが薄いと思われる鎌倉時代の説話集からの出題でした。文中にやや解釈しにくい箇所がありましたが、部分的に現代語訳が付いているので、大意を掴むことはできたと思われます。記号選択4問は登場人物の言動や心情に関するもので、いずれも難度は標準的でした。

3 藤井清美『明治ガールズ』

富岡製糸場で働く女性を主人公とする、明治時代を舞台にした小説文からの出題でした。明治時代が舞台であることに加え、文章がやや長かったこともあり、この大問に時間がかかった受検生も多かったと思われます。また、登場人物の微妙な心情を把握する必要がある設問がほとんどでした。

4 苫野一徳『はじめての哲学的思考』

哲学についての論説文からの出題でした。多くの受検生にとって読みにくい文章だったと思われますが、分からない箇所があっても文章を読み進めていけば大意を掴むことはできたと思います。例年出ていた記述問題が2018年は出ませんでした。

5 グラフ・表と対話文の読み取り

電力消費量についての対話文と、それにまつわるグラフや表を読み取る大問でした。記号選択が1問と制限字数20字以上30字以内の記述が1問で、記述問題では要点をコンパクトにまとめる力が必要でした。

理科

神奈川公立高校 2018年 入学者選抜問題分析 傾向分析 理科

1 小問集合(物理)

(ア)音、(イ)運動、(ウ)力に関して、分析力を要する問題でした。(ウ)は類題を解いたことがあるかどうかがポイントです。

2 小問集合(化学)

(ア)物質の分類、(イ)化学変化、(ウ)物質の特徴について、基本事項を確認する問題でした。全問正解したい大問です。

3 小問集合(生物)

(ア)人体、(イ)動物、(ウ)遺伝に関する問題でした。(イ)はやや細かな知識を確認する問題でした。

4 小問集合(地学)

(ア)地震、(イ)岩石、(ウ)天体に関する基本問題でした。ミスなく解答したい大問です。

5 電流(物理)

電流と発熱に関する典型問題でした。やや解きにくい部分があり、条件を整理する力が問われます。

6 化学電池(化学)

2014年とほぼ同じ観点からの出題で、問題文は長いものの、難度は低くなっています。丁寧に解き進めて、全問正解を目指したい大問です。

7 植物(生物)

(ア)(イ)(エ)は植物の実験に関する基本的な問題でした。(ウ)は見慣れない実験に関して、前後の文章を読んで実験の条件と結果を答える問題です。注意深く対応することが求められました。

8 天気(地学)

(ア)は基礎知識、(イ)(ウ)は気象データを読み取って解く形式の典型的な問題でした。(エ)は見慣れない問題ですが、基本的な内容でした。

社会

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1 世界地理総合

2種類の略地図を用いた出題で、うち1つは正距方位図法の一部を切り取った変則的な地図でした。神奈川県公立校の入試問題は普段見慣れないタイプの地図が題材にされることが多く、地図の特色を知るために、問題文の情報をしっかりと確認する必要があります。

2 日本地理総合

長野県を題材とした文章に関する出題でした。野菜の入荷量の変化について分析する問題や、地形図の縮尺に関する問題など、注意深く解かなければ失点してしまうものもありました。

3 日本史総合(近代以前)

近畿地方の各時代の建造物をテーマとした出題でした。出題された建造物は時代が特定しやすいものばかりで、得点源にしたい大問でした。古文の要素が含まれる史料の読み取り問題もありました。

4 歴史総合(近現代)

近現代の重要な出来事に関する年表からの出題でした。明治時代前期と20世紀の出来事に関する並べ替え問題は選択肢の数が多く、細かな歴史の流れを理解していなければならない難度の高いものでした。

5 公民総合

選挙や地方自治についての文章に関する出題でした。基本的な問題がほとんどで、全問正解を目指したい大問でした。

6 公民総合

TPPに関する文章を用いた出題でした。為替に関する出題は、貿易と為替市場の動きがどのように連動するかを理解している必要があり、社会的事象への関心も試されている問題と言えました。

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