早稲田大学本庄高等学院 2017年出題傾向リサーチ

英語

早大本庄学院 傾向分析 傾向分析 英語

1 説明文の読解(約550語):小問数27

「礼儀」を例に、世界各地域の文化の違いについて述べた説明文です。早大本庄学院の過去の問題で今回と類似したテーマの英文が扱われていたので、その英文を読みこんだ受験生は本文の要旨を捉えやすかったと思われます。出題形式は例年と同様、内容把握、適語選択、整序英作文、和文英訳、発音など多岐にわたりました。今年の大問1の特徴は、例年よりも単語や熟語表現といった知識を必要とする問題が目立ったことです。特に、早大本庄学院の特徴である適語選択は、前置詞を含む熟語表現や接続詞の知識を問うものが多く出題されました。問3は単語や発音といった知識に関する問題と内容理解に関する問題に分かれていて、問題を見てどの形式であるか素早く判断し、解き進めていく必要がありました。和文英訳は例年と同じ形式でしたが、直後の英文と対比させながら記述することが可能でした。

2 対話文の読解(約415語):小問数17

2人の日本人が他国出身の友達と一緒に東京のバスツアーに参加した際の対話文です。大問2はここ数年、易化傾向でしたが、今年は文脈把握だけでなく、選択肢の吟味を必要とする問題も含まれていて、難化したと言えます。加えて、例年通り素早く問題を処理する必要がありました。問1は下線部の英文の内容を解答する問題であり、下線部内の口語表現の意味とあわせて、文脈を考慮しなければなりませんでした。問2の適語補充は大問1と異なり、前後の文脈から判断して単語を入れるものが多かったです。問3[1]の適文選択は、選択肢4つのうち3つが否定要素を含む英文であり、登場人物の立場をふまえて答える必要がありました。同問[4]の英文和訳では高校範囲である原形不定詞を含む構文が使われていますが、文脈から英文の内容は判断できました。

数学

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1 小問集合

問1は平方根の計算、問2は連立方程式と未定係数、問3は円と角度の3問構成でした。問2は、最初に式を整理できたかどうかでスピードに差がついたと思われます。全体としては標準的な難度であり、いずれも完答したい問題でした。

2 一次関数

座標平面上において、座標や直線の式、面積などを文字で表す問題でした。問3までは、解法に迷うことは少ないものの、図が与えられていない、座標が文字であるなどミスを起こしやすい問題です。問4は、直接求めるほかに、面積比や傾きの比を利用するなどさまざまな解法が考えられます。適切な解法の選択と、正確な計算処理ができたかどうかで差がついたものと思われます。

3 球・空間図形

球に内接する立方体と直方体に関する問題でした。この大問も図がなく、一部の長さが文字で与えられているため、問題文の条件から的確な図を描く力が試される内容です。適切な図で状況把握ができれば計算自体はシンプルであるため、丁寧に解ききりたい問題でした。

4 整数

5けたの整数を並べ替えてできる2つの数の差を考える問題でした。問題の設定がやや読み取りづらく、問1から戸惑った受験生もいたと思われます。具体例をいくつか考えることで問2までは対応できますが、問3は自信を持って解答することができた受験生は少なかったでしょう。

国語

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1 蓮實重彦『露呈する歴史のために』

「歴史」を終わったものとして割り切らずに、現在と密接に関係するものとして考えた作家について論じた文章からの出題でした。30字の記述と3問の抜き出しは、いずれも文章全体の内容をふまえつつ、傍線部の意味と前後の文脈をとらえたうえで該当箇所を探す、という基本に忠実な解答を求められるものでした。文中には受験生になじみの薄い表現も多く使われていたため、決して読みやすい文章ではありませんが、過去の入試問題では同程度の難度の文章がしばしば出されています。そのため早大本庄学院に向けてしっかりと対策をしてきたかどうかで、差のつきやすい大問だったと言えるでしょう。そのほかの設問について、4箇所の空欄に入る副詞をそれぞれ選択する問題は、これまでの傾向通りまぎらわしいものが含まれたため、冷静にすべての空欄を比較しながら解答を吟味する必要がありました。知識では近現代の文学史を問うものが出たため、戸惑った受験生がいたかもしれません。しかし、この設問よりも対義語を答える設問と漢字でいかに堅実に得点できたかで差がついたと思われます。

2 外山滋比古『知的創造のヒント』

2年連続で大問2でも論説文が出題されました。頭に浮かんだ発想が「思考」に育つための条件について論じた文章で、使われている表現はさほど難解なものではありません。50字の記述が出ましたが、書くべき内容自体にはそれほど苦労せずに気づけたはずです。抜き出し2問と記号選択1問はそれぞれ対象となる具体例について述べた箇所を重点的に読めば解答を導けます。また、四字熟語を完成させる空欄補充問題もそれほど難度の高いものではありません。総じて高得点を狙いやすい大問でしたが、論説文という形式では過去5年間で最も分量が多く、先に大問1を解いた受験生は時間との戦いになったと考えられます。

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