慶應義塾志木高校 2017年出題傾向リサーチ

英語

慶應志木高校 傾向分析 傾向分析 英語

1 物語文の読解(約700語):小問数21

結婚を申し込む男性と、それを受け入れるか迷う女性についての物語文でした。昨年より語彙・文法の知識に関する問題が減り、内容把握に関する問題が増えました。特に問6の内容一致問題は日本文で10問あり、細部にわたり本文と照らし合わせる必要があるため、正確な内容把握が求められました。問3では、登場人物の心情を理解するために、本文を最後まで把握する必要がありました。例年出されている和訳問題は今年は出ませんでした。

2 説明文の読解(約405語):小問数7

スコットランドのキルトについての説明文でした。本文の複数ある空所に適切な文を補う問題が出され、選択肢内の指示語、代名詞に着目することが重要でした。2015年の類似問題よりも各選択肢の内容は把握しやすかったため、取り組みやすかったと言えます。

3 説明文の読解(約630語):小問数7

レオナルド・ダ・ヴィンチと彼の絵画についての説明文でした。昨年と同じく内容一致問題のみでした。1つの設問につき英文2つの内容を本文と照合するため、正確な内容把握が必要でした。

4 整序英作文:小問数6

不足する1語を補う必要がある整序英作文でした。1、3、6は不足する1語に気づくためには文全体の内容を理解する必要がありました。特に2と4で正確な文法、語法の知識が問われました。

5 正誤問題:小問数4

10ある問題文から誤りを含む文を4つ選ぶ形式でした。基本的な文法知識が正確に身についているかが問われました。

6 同意文完成:小問数6

昨年と比べ、高校受験で頻出の書きかえ問題は減少しました。3ではsellの語法、2、4、6では熟語の知識が問われ、幅広く英語の知識を身につけておく必要がありました。

数学

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1 小問集合

(1)二次方程式、(2)円すいの表面積・体積、(3)不定方程式、(4)場合の数2問の計5問からなる小問集合でした。条件の取り違えなどのミスが起こりやすい問題も含まれるため、得点差がついたものと思われます。(4)(ii)はどのように辺や対角線を選べば題意を満たすのか気づけるかどうかで、差がついたと思われます。

2 場合の数

文字(アルファベット)や数字が書かれた複数枚のカードの中から、条件を満たすようなカードの取り出し方を考察する問題でした。(1)は基本レベルですが、(2)を適切に処理できた受験生は多くなかったと思われます。

3 作図

3本の直線に接する円の作図でした。円の接線に関する性質を理解していれば容易に対処できるレベルのため、手早く確実に処理したいところです。

4 平面図形

特別角を含む三角形における線分の長さを求める問題でした。条件の与えられ方がやや特殊であったため、戸惑った受験生も多かったと思われます。

5 二次関数

図が与えられていない関数と円の融合問題でした。設問ごとに条件が変わるので、制限時間内にすべてを正解することは難しかったかもしれません。特に(3)は、放物線と直線の関係や直交条件などをうまく利用する必要があり、高い熟練度を要する内容でした。

6 空間図形

正四角錐の容器内の水の量などを考察する問題でした。(1)(2)は確実に正解したい問題です。(3)以降は適切な断面に着目したうえで、やや緻密な処理が必要であったため、完答できた受験生は多くなかったと思われます。

国語

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1 『熊の皮』

落語『熊の皮』の一節が出題されました。文中で使用されている言葉に関連した知識問題が出されています。聴衆の笑いを誘うような滑稽な部分が問われていて、ユーモアを理解する力と語彙の両方が試されました。

2 トーベ・ヤンソン『自然のなかの芸術』

登場人物それぞれが胸に抱く「正しさ」をテーマにした小説です。文章量が多いので、スピーディーに読んで内容をしっかりと理解することが必要です。記号選択のほかに、空欄にあてはまる登場人物のセリフを考える記述2問と、40字以内の記述1問が出されています。また、漢字は3問出されました。小説の舞台である展覧会場を図で説明させる設問もありましたが、慶應志木高の国語はあくまでも基本を確実にこなすことが大切です。標準的な難度の設問で失点しないように注意が必要でした。

3 薬師院仁志『日本語の宿命』

言葉の意味や語感の類縁性について、日本と西洋を比較しながら論述した文章です。記号選択や抜き出し、空欄補充のほかに、80字以上100字以内の記述も1問出されています。漫然と解くだけでは得点に結びつかないので、限られた字数や時間内で書くべきポイントを意識して、論理的に内容をまとめる練習が不可欠です。この大問でどれだけしっかりと解答できたかによって、得点差が生じたと思われます。

4 『風姿花伝』

室町時代の能楽論書からの出題です。ボリュームのある大問2を解く時間を確保するためには、この大問を素早く処理する必要がありました。読解力を求める問題が中心で、40字以内の記述も2問出されていますが、文章の細部まで理解できていないと解答できない難度の高いものでした。基本的な語彙や古典常識、そして文法知識はしっかりと身につけておきましょう。また、2017年は文学史も出されています。

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