渋谷教育学園幕張高校 2017年出題傾向リサーチ

英語

渋谷教育学園幕張高校 傾向分析 傾向分析 英語

1 正誤問題:小問数6

例年通り、語法・文法上正しくないものを選び、正しく書きかえる問題です。不定詞や現在完了などの中学範囲の文法事項を理解し、使いこなせるようにしておく必要があります。

2 整序英作文:小問数5

例年通り、与えられた語句を並べかえて長文中の空欄を補充する形式でした。空欄の前後の流れをしっかり読み取る必要があります。4.のallowedを用いた並べかえは難度の高い問題でした。

3 英文補充:小問数2

日本の交番について、その役割を説明する長文中にある2カ所の空所に、文脈に合う8語以上の英文を自分で考えて補充する問題でした。それぞれsoやalsoが問題を解く鍵となっています。

4 説明文の読解(約580語):小問数10

女性が美しく見えるのはやせている女性なのか太っている女性なのかは文化の違いがあるという内容の説明文です。問2の適文選択補充のように、段落ごとの内容を速く正確に読み取る力が必要です。

5 物語文の読解(約700語):小問数13

ペットを飼うことで飼い主に人生の中で大切なことを教えてくれるという内容の物語文です。問3、問5で日本語による内容記述問題が出されました。前後の内容から判断して、省略されている語句を補ったり、話の流れをふまえて説明する必要があるので、難度の高い問題です。

LISTENING COMPREHENSION 小問数8

Part1とPart2に分かれています。Part1は会話を聞いて最後の会話を選択肢から選ぶ問題です。Part2は比較的長い英文を聞いて、内容についての質問に選択肢で答える問題です。Part2は昨年と形式が変わり、質問文が問題用紙に印刷されているので解きやすくなったと思われます。

数学

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1 小問集合

(1)平方根の整数部分と小数部分、(2)座標平面上の三角形の面積比、(3)正四面体と体積比の問題でした。いずれも頻出問題であるため、ミスなくすべて正解したいところです。

2 整数

条件を満たす倍数の問題でした。与えられた式が連続する3つの自然数の積であることに気づけたかどうかがポイントです。適切な値を探すための工夫が必要で、漏れがないかどうか不安に感じた受験生もいたようです。

3 平面図形(円)

長方形に接する円の問題でした。(1)から方針に戸惑った受験生も多かったようですが、解法が複数あるので、(1)、(2)はどの方針で解いていっても正解できる問題でした。(3)は相似にすぐに気づけた受験生は少なかったと思われます。

4 放物線と格子点

放物線と直線に囲まれた格子点を数える問題でした。(1)、(2)は丁寧に調べていけばともに得点できる問題でした。(3)は時間内に正解するのは難しかったでしょう。

5 空間図形

立方体の頂点を通る円に関する問題でした。(1)は確実に正解したい問題です。(2)は求める線分がどこを通るかを把握できれば容易に解くことができますが、気づけた受験生は多くなかったと思われます。

国語

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1 橘川幸夫『森を見る力』

インターネットが普及した現代において、歴史と経験からどのように学ぶべきかを論じた文章です。現代社会のニュースに日頃から興味を持っているかどうかで理解に差が出ました。漢字の書き取り3問、記号選択2問、知識1問、字数制限のある記述が2問出されていました。漢字と知識の難度は標準的なレベルです。また、記号選択問題の難度も高くはなく、確実に得点することが求められました。記述問題では、傍線部周辺の情報を的確にまとめあげる力が試されています。

2 竹西寛子『椿堂』

老境にある夫婦の、心理の機微を描いた小説です。文章の長さは昨年に比べて長くなりました。静かな暮らしを送る老夫婦の心の中にも、いくつもの葛藤があることが比喩表現とともに描写され、中学生には想像が難しい場面もありました。とはいえ、象徴的な場面が続くわけではなく、詳細に心情も説明されているので丁寧に読めば理解することは可能でした。漢字の書き取り3問、空欄補充1問、知識1問、字数制限のある記述1問、字数制限のない記述1問、記号選択3問が出されていました。字数制限のない記述問題は解答のまとめ方が難しく、差がついたポイントだと考えられます。

3 『今鏡』

平安時代末期の歴史物語からの出題です。複数の登場人物が出てくるうえに、主語の大半が省略されていたため、非常に読み取りにくい文章でした。時間をかければ意味をとらえることができましたが、時間制限との兼ね合いもあり、得点しづらい大問だったと言えます。記述が4問出されていますが、いずれも文章内容を正確に理解していなければ対応できない難度でした。場面の状況を理解し、人物相互の関係を把握することが得点の鍵となりました。

理科

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1 天気(地学)

飛行機雲をテーマとした雲に関する問題です。記述問題がやや難しかったですが、基本事項をしっかりと学習してきた受験生であれば高得点が狙える問題でした。

2 遺伝(生物)

ABO式血液型に関する遺伝の問題です。一部発展的な知識が問われましたが、全体としては読解力と思考力を試される大問でした。(5)(6)で差がついたと考えられますが、目新しい問題ではなかったので、同じタイプの問題を解いた経験があれば十分対応できたでしょう。

3 運動(物理)

ふりこの周期運動から天体の周期運動に思考を広げる問題です。このテーマに初めて出会う受験生が多かったと思われますが、思考を誘導する設問は取り組みやすく、全体としての難度は低かったです。(8)については計算の工夫ができたかがポイントでした。

4 化学変化(化学)

真鍮(しんちゅう)をテーマにした化学変化の問題です。発展的な化学反応が扱われており、実験結果を元に分析する設問も難度が高いものがありました。難しく感じた受験生が多かったと考えられます。しかし、考え方は化学の難問に共通するものなので、学習量が得点の差に直結する問題と言えるでしょう。

社会

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1 歴史総合

山梨県におけるブドウ生産の歴史と、香港がイギリスから中国に返還されるまでの歴史をテーマとする二つの文章を題材とした総合問題でした。江戸時代の宿場や旅行が出版物の題材となった背景を記述する問題は複数の正答を導くことが可能で、高度な知識をもとに示された資料の内容を吟味して解答を導きだす必要のある渋谷幕張高らしいものでした。渋谷幕張高で、毎年10問程度記述問題が出されます。2017年は字数制限がなく、自由度が高くなった分、解答作成が難しくなりました。部分点が与えられることがあるので、積極的に記述することが求められます。

2 公民総合

2016年に国内外でおこなわれたさまざまな選挙に関する会話文を題材とした公民の総合問題でした。ほとんどの小問が2つの選択肢の正誤を正確に判定しなければならない問題となっており、2016年よりも解答の絞り込みが難しいものが増えています。渋谷幕張高では高難度の応用問題に挟まれた形で基本問題が織り交ぜられていることが多いので、それを的確に見分け、正解を導く力も必要です。記述問題では衆議院の優越に関する定番と言えるものも出されましたが、住民投票に関するものは指定語句を使ってまとめることが難しく、高い答案作成力が求められました。

3 地理総合

世界の多様な言語をテーマとする文章を題材とした地理の総合問題でした。近年、大問3は高難度の問題が続いていましたが、2016年に続いて、2017年も他の大問と比べて得点しやすい問題となりました。言語によって異なる名称で呼ばれるインドネシアの島名を選ぶものなど、判断に迷う問題もありましたが、おおむね基本から標準レベルの出題であったといえます。目黒駅の駅名標やピクトグラムに関する記述問題では外国人観光客の増加や東京オリンピック開催にあわせた世の中の動きに対する興味・関心も問われました。

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