豊島岡女子学園高校 2017年出題傾向リサーチ

英語

豊島岡女子高校 傾向分析 傾向分析 英語

1 整序英作文:小問数3

例年通り、対話の流れに合うように不足語を1語補って与えられた語を並べかえる問題でした。設問3は熟語の知識と関係詞の正確な理解の両方が問われた良問でした。

2 文整序:小問数3

豊島岡女子高の特徴的な問題形式で、前後の文脈を考えて正しい文章になるように英文を並べかえる問題でした。指示語や代名詞はもちろんのこと、a circle「円」、 this round dance「この円を描く踊り」、the same dance「同じ踊り」のように言いかえの表現にも注目して文章を組み立てる必要がありました。

3 発音問題:小問数2

近年、長文読解の中で扱われていた発音問題が、1つの大問として出されました。calendar、volunteer、elevatorなど日本語の発音と大きく異なる英単語のアクセントが問われました。

4 エッセイの読解(約800語):小問数12

さまざまな人種の生徒が通う学校で、黒人である筆者が友人たちとの関わり合いの中で人種問題について葛藤するという内容でした。設問9(d)は本文中の空所に適語を補う問題で、筆者の主張を理解し、なおかつその主張に沿った語を考えなければならない難問でした。

5 物語文の読解(約840語):小問数12

奇術師ハリー・フーディーニに関する伝記文でした。設問1は与えられた英文を本文中の適切な箇所に補う問題でしたが、選択式ではないため、自分で適切な箇所を探す必要がありました。本文を丁寧に読み進め、正確に内容を把握する力が求められました。

数学

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1 計算系小問

(1)文字式の計算、(2)式の値、(3)因数分解、(4)約束記号と例年通りの計算系小問でした。基本問題なので、素早く確実に解いて後半の大問に時間をかけたいところです。

2 小問集合

(1)確率、(2)割合の文章題、(3)直線の式、(4)円と角度の問題でした。(3)は文字の処理にとまどった受験生も多かったと思われますが、ほかは典型的な問題なのでしっかり得点したいところです。

3 平面図形

平行四辺形と正三角形を組み合わせた図形についての問題でした。ひとつひとつ角度を求めていくことで、特別角を利用する基本的な形が見つけられます。丁寧に取り組めば(1)(2)ともに得点できる問題でした。

4 二次関数

放物線と直線でできる図形についての問題でした。設定はシンプルですが、(2)は相似な三角形に気づき、正しく立式することが求められるので出来が分かれた問題だと思われます。(2)ができれば(3)はそれを利用する問題なので、(2)の出来で得点差が開いたと思われます。

5 文章題

製品を作るロボットの速度と時間から製品の個数を求める問題でした。(1)(2)ともに式を立てることは難しくありませんが、特に(2)は複数の文字が出てくるため、丁寧さと高い処理能力が求められる問題でした。

6 空間図形

三角柱の内部にできる図形の面積や体積を求める問題でした。(1)は基本問題で、(2)は平面を取り出し、三角形の相似に着目できたかどうかがポイントとなりました。(3)は(1)(2)の流れに沿って直接体積を求めるほかに、立体の足し引きをするなど複数の解法が考えられますが、方針が立てられなかった受験生も多かったでしょう。

国語

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1 森博嗣『孤独の価値』

人間が陥る「孤独」について、どのように対処していけばよいのかを説いた論説文からの出題で、分量は昨年の大問1と同程度でした。3問の漢字を除いた小問数が9で、うち5問を記号選択が占めています。空欄補充形式の1問を除く4問では、各選択肢を丁寧に比較することが求められました。特に前半の2問は選択肢の表現が非常にまぎらわしく、多くの受験生が苦労したと思われます。後半の2問は、選択肢の吟味を始める前に文中の記述を確認して解答のイメージを固めるという手順を踏むことで、スムーズに正解を導くことができます。例年の傾向を踏襲した設問であり、過去の入試問題に取り組み対策していたかどうかで差がついたと考えられます。漢字と3問の抜き出しは基本的な難度で、合格のためには極力取りこぼしを避けたいところでした。80字の記述が出ましたが、例年の傾向通り地道に文章の内容をまとめれば高得点が狙えるものでした。

2 志賀直哉『玄人素人』

映画に出てきたマングースを「玄人」、ペットの犬を「素人」として、それぞれが繰り広げる「狩り」について述べた随筆文からの出題で、大問2としては文章量が過去5年間で最少です。文章も読みづらいものではなかったので、素早く処理したい大問だったと言えます。大問1と同様に選択肢の冷静な吟味が求められる記号選択が設問の中心でした。文中に明示されていない筆者の心情を推測しなければならないものが1問ありましたが、文章の内容自体は難しいものではなかったので、十分対応可能だったと考えられます。2箇所の空欄に共通して入る表現を選択する設問は高難度でした。そのほかの問題は、80字で文章の要点をまとめさせる記述を含めて難しいものではなかったので、確実に正解する必要がありました。

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