お茶の水女子大学附属高校 2017年出題傾向リサーチ

英語

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1 リスニング問題:小問数4

英文が2回読まれ、英文の内容に関しての質問に答える問題です。英語で答える問題と日本語で答える問題の組み合わせでした。英語、日本語の正確な記述力が問われています。

2 リスニング問題:小問数3

コンピュータについての英文を聞き取り、下線部を埋める問題です。英文は3回読まれますが、2回目のみゆっくり読まれるので、ここで1回目に聞き取れなかった箇所を確認する必要があります。

3 説明文の読解(約640語):小問数13

魚の乱獲についての説明文を読んで要約文を完成させる問題です。注にたくさん語句が書かれていますが、ここに目を通さなくても読める程度の語彙を身につけておく必要があります。スピードや得点に影響します。

4 物語文の読解(約620語):小問数3

意地悪な老人が死神からの招待をだましながら拒否していくという物語文です。すべて下線部についての質問に日本語で答える設問です。物語の流れを正確に把握し、語数指定がなく正確な日本語で説明しなければならないので、得点に差が出たと思われます。

5 説明文の読解(約210語):小問数5

百円ショップが人気になった理由についての説明文です。本文中へ適切な英文を選んで補うには空所の前後の流れを正確に理解する必要があります。代名詞やthenなどに注意して取り組むことが必要です。

6 条件英作文:小問数5

例年通り、与えられている語句を順にすべて用いて、最低限必要な語を加えて話の筋が通るように英文を完成させる問題です。

7 テーマ英作文:小問数1

日本の文化を知らない外国人に「年賀状」について40語程度で説明するという問題でした。

数学

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1 小問集合

(1)二次方程式、(2)平方根の計算、(3)式の値、(4)平面図形、(5)確率、(6)作図の問題でした。(1)~(5)はいずれも基本レベルの問題なので完答を目指したいところです。(6)も3辺の比から角度に気づけば比較的容易に作図できたでしょう。

2 二次関数

放物線上の4点を結んでできる平行四辺形についての問題でした。平行四辺形の性質を利用すれば悩むことなく解けるので、ミスをせずに丁寧に解ききる必要があります。

3

円と接線に関する問題でした。(1)(2)とも線分の長さを求めるのですが、難度は高くありません。円の中心と接点を結ぶことができれば、(2)でも直角三角形の相似を利用できたでしょう。短時間での完答を目指したい問題でした。

4 空間図形

立方体を平面で切断し、(1)切断後の立体の体積、(2)切断面の面積を求める問題でした。典型問題であることに加えて、切断面が把握しやすく、非常に取り組みやすかったと思われます。高い正答率が予想されるため、ミスによる失点はできません。

5 動点

2点が半径の異なる同心円の円周上を動き、その中心角について考える問題でした。設定自体は平易ですが、点の動く速さが文字で与えられているため、その処理に戸惑った受験生もいたと思われます。ほかに比べて、時間をかけて取り組むべき問題だったでしょう。

国語

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1 伊藤亜紗の文章

人間の物の見方について考察した論説文からの出題でした。文章の長さは例年通りで、日常的な具体例を交えた論理展開のため、読解の難しさはありません。設問については記号選択、記述、知識、空欄補充など、さまざまな形式のものが出されているので、どのような問題形式のものにも対応できる力が必要です。記述問題は、字数制限が40字、50字のものに加えて、今年は180字の長いものが出されたので、この大問で時間がかかってしまった受験生も多くいたと思われます。それ以外の問題をどれだけ素早く処理できたかがポイントでした。

2 堀辰雄『風立ちぬ』

重い病気を患い療養所で生活する妻と、それを看病する主人公の姿を描いた小説からの出題でした。夫婦の心情の機微が表現されていたため、そうした内容の小説に慣れていない受験生にとっては読み取りづらさを感じるものだったのではないでしょうか。設問は、記号選択、抜き出し、知識、記述などさまざまな形式のものが出されています。しかし、やはり登場人物の心情を問うものが中心であるため、文中の心理表現などから、夫婦それぞれの心情とその変化をきちんと把握する力が求められていたと言えます。

3 『大鏡』

平安時代に成立した歴史物語からの出題でした。文章の長さや難度は例年通りで、受験生にとって難しいと思われる単語には注釈が付けられていたため、基本的な古文の知識があれば対応できるものでした。設問については、細かな文法事項や単語の意味を問うものよりも、文章の内容に関するものが中心となっています。最低限の古文の知識を身につけたうえで、文章の内容を正確に読解できていたかどうかがポイントでした。

理科

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1 小問集合

大問1では、例年通り「すべて選びなさい」形式の出題が多く、正確な知識と内容の理解が必要でした。(1)(4)ではやや発展的な知識が求められ、(5)~(8)においても一つ一つの選択肢を吟味する力が求められました。

2 小問集合

用語と計算からなる小問集合でした。典型的な問題が多く、ミスは最小限に抑えたい大問でした。

3 天体、岩石、火山(地学)

前半は太陽系の天体に関する問題でした。基本的な知識の問題に加えて、表の数値を使って考察するやや難度の高い計算問題も含まれています。後半は岩石と火山に関する問題で、典型的な基礎知識の確認でした。

4 状態変化、化学変化(化学)

水の状態変化と化学変化に関する問題でした。前半は状態変化の内容であり、実験結果の数値を読み取り、考察する標準レベルの問題と、状態変化での分子の様子の変化を図と文で説明するやや発展的な知識の問題でした。後半は水に関する化学変化の内容で、典型的な問題でした。

5 植物(生物)

毎年出題される「茶実子さん」が主人公の文章読解の大問で、状況を整理する力と計算力が求められます。制限時間を意識しつつ、落ち着いて対応しなければならないので、過去の入試問題を用いて演習を重ね、十分に慣れておく必要のある大問です。

6 電流(物理)

電流に関する応用レベルの問題でした。(4)(5)については、類題を演習した経験がなければ、対応が難しい問題でした。(6)についても高度な思考力が求められるため、正解できた受験生は多くなかったと思われます。昨年の光の大問に続き、物理の大問は非常に難度が高くなっているため、注意が必要です。

社会

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1 政治(国際社会)

国際連合に関する問題でした。昨年と同じく2問出された記述問題では、日頃から国際社会の問題点に関して自分なりの視点で考えているかが試されるものでした。

2 公民(財政・国会)

日本の財政や社会保障に関する出題で、国会に関する憲法条文についても問われました。法人税の引き下げに関する記述問題は国際関係に対する深い理解を必要とする、やや難度の高いものでした。

3 地理総合

サミットに関連した日本地理・世界地理についての出題でした。統計資料は頻出の内容でしたが、サミットの構成国に関する知識が必要とされました。

4 日本地理

日本を訪れる外国人旅行客に関する問題でした。近年の旅行客数や流行語が問われるなど、時事への関心が試されたほか、記述問題では自分の考えを述べることを求められました。統計資料は他校の入試問題でも見られるものが多く、過去の入試問題をしっかり勉強してきた受験生は比較的時間をかけずに解答できたものと思われます。

5 世界史(古代~近現代)

第二次世界大戦に関する演説を題材に、古代から現代までの世界史について幅広く出題されました。3問の記述問題は全体のなかでも難度が高く、思考力と文章作成力が問われました。そのほかの問題は基本知識を問うものが多く、確実に得点したい内容でした。

6 日本史(江戸・明治時代)

江戸時代を中心とした出題でした。一問一答形式や記号選択で教科書に記載されているレベルのものが問われました。出来事の名称や人物名の暗記だけでなく、時代背景をしっかりと理解していることを求めるものもありました。

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