「全力疾走」都立日比谷高校 進学 K.Sさん 保護者様より

都立日比谷高校 進学 K.Sさん 保護者様より
入室してから全力疾走だった2年間、娘は人としてたくましくなったと感じています。

娘は小学生のとき、転勤・介護・震災が転機で3回の転校をしました。そんな転校の苦労をなくしたいとの思いから、小6のとき、主人の実家のある宮城県の公立中高一貫校を受検することにしました。県外受検で、週末は高速バスに乗り宮城県内の学習塾にも通いましたが、結果は不合格。今思うと、準備も覚悟も足りない受検だったように思います。

しかしこの経験が娘を変えたのか、「次の高校入試は」と言い出しました。地元での通塾を継続しながら、小学校の同級生と一緒に公立中学校に進学、合唱部に入部して楽しく通学していましたが、転勤のために中2の進級時に都内の公立中学校に転校しました。

高校入試の準備のために、SAPIXにお世話になることにしました。娘はクラスのみんなは頭が良くて授業もすごく面白いと喜んでいました。合唱部の活動も続けて忙しいながらも充実した日々を送っていました。

苦しくなってきたのは中3になってから。合唱部部長になり、一方でSAPIXの課題も増えて、「時間がない」と焦ることが多くなりました。中学校は近かったので、部活から走って帰宅し、簡単な食事の後、SAPIXまで送って行く日が続きました。遅くまで勉強して、朝ぎりぎりまで寝て、やっぱり走って学校に行っていました。板の床に体操着のまま寝ている娘をみて、帰宅した主人が、「倒れているのか、寝ているのか」と心配していました。

特に苦しかったのは夏休み。NHK合唱コンクールへの出場のため朝から夕方まで部活動をし、夏期講習は遅刻の連続。SAPIXに駆け込み、10時まで自習。「やることがありすぎて終わらない」が口癖でした。結果、先輩たちのように合唱で都大会に進むことはできず、コンクールに向けての練習は中断。以後、猛然とSAPIXの課題に取り組み始めました。夏期講習を終えると、そのまま教室で自習し、10時過ぎに帰宅して就寝、午前2時に起きて朝まで自宅学習、少し寝た後、夏期講習の時間まで学習、夏休みの終盤はこの繰り返しでした。「シャワーくらい浴びなよ」と言ったら、「今、夢の中で済ませた」と返事されたことも。出し遅れていた課題は終わらせたようでした。

そんな夏休みの成果が出て、9月のSAPIXオープンはそれまでで一番いい成績でした。一方で、部活は10月まで継続しました。

入試は、初日の渋谷幕張高で遅刻しそうになるという失敗をし、結果も不合格。その後、慶應女子高に合格するまでが、娘にとって最も精神的につらい時期だったと思います。真夜中に過去問を解いていて「こんなにできないなんて情けない」と号泣する姿を見たときは親としてもつらい一夜でした。しかし、努力が報われたのか、慶應女子高に続き、豊島岡女子高、学芸大附高、日比谷高と、いい結果が続いてきました。入室してから全力疾走だった2年間、娘は人としてたくましくなったと感じています。

室長先生をはじめ、娘を支えていただいたSAPIXの先生方には、本当に感謝しています。

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