「誰が最後まで走りきったか?」都立西高校 進学 F.Mさん 保護者様より

都立西高校 進学 F.Mさん 保護者様より
結果は見事に合格。大泣きする娘の姿を少し恥ずかしいと思いながら、私は「娘の最後のラストスパート」に誇らしい気持ちを抱いていた。

最悪は2月12日。慶應女子高の発表日である。その日は豊島岡女子高の発表日でもあった。午前9時、ホームページで確認すると合格圏内とされていたはずの豊島岡女子高がまさかの繰り上げ合格候補。SAPIXに結果報告の電話をすると、担当の先生は「すぐに教室に来て次のお茶の水大附高に備えて勉強しなさい」との指示。試験まで、わずか2日。「今さら何かやっても果たして?」という疑問もあり、娘には家で気持ちを切り替えさせようと思ったが、娘は教室に行くとのこと。私は豊島岡女子高のショックもあり、重い足取りで慶應女子高の発表に。結果は不合格。再び電話をして不合格の旨を先生から授業中の娘に伝えてもらった。

中1の後半からSAPIXに通い、中3の夏休みは400時間を越える勉強をしてきた娘にとっては、一番つらい瞬間であったと思う。でも後ろを向いている場合では無かったのだ。お茶の水大附高の試験を終え、すぐさま同率で第一位の志望にしていた都立西高へのラストスパートが始まった。合格するには理社共に90点以上、英数国と違いグループ作成問題ではないだけに落とせない。西高や日比谷高に合格する生徒にとって90点は「当たり前の点」なのである。娘の理社の点は80点代前半、最低でもあと7、8点はないと合格できない。試験までは3週間。先生は「3週間で絶対に何とかなる数字だ」と言う。娘もやりきると宣言。だが、2月16日、お茶の水女子大附も不合格。どうする娘?もはや、都立高校しか残っていない。SAPIXにお願いして緊急の進路相談。都立の志望校変更はワンチャンス、このまま第一志望の西に行くか?それとも安全圏の高校に変更するか?迷う娘、ゆらぐ私……最後に後押ししてくれたのは先生の「本当に希望する学校にトライするべきだ」という一言。やや危険な賭けになるが、娘は都立西高を選択した。

潮目が変わったのは翌日。午前10時、家の前に1台のオートバイが停まった。私が出るとそこには「お茶の水女子大附の繰り上げ通知書」を持った郵便配達の方が立っていた。まさかの繰り上げ候補の通知、おそらくお茶の水女子大附の全受験者のうちの100位くらいには入っているはず、偏差値的に都内の女子トップ校の繰り上げ合格候補に入ったことが、慶應女子高と豊島岡女子高で失いかけていた娘の自信を取り戻してくれた。娘のスイッチが入った。毎晩遅くまでSAPIXに通う3週間、繰り返される一問一答。そしていよいよ都立西高校の試験。やるだけのことをやった娘は「悔いはない」と妙に清々しい顔。長い長い1週間。お茶の水女子大附の繰り上げ合格の連絡と同時に、西高校の合格発表を待つ。果たして……?3月2日。運命の西高校の合格発表。結果は見事に合格。大泣きする娘の姿を少し恥ずかしいと思いながら、私は「娘の最後のラストスパート」に誇らしい気持ちを抱いていた。喜びの合格発表から1週間、お茶の水女子大附の繰り上げ合格の知らせが届く。娘は「人生最大の迷い」の末、都立西高等学校への進学を選択した。

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