「サピックスで得た究極の学び」学芸大学附属高校 進学 E.Sさん 保護者様より

学芸大学附属高校 進学 E.Sさん 保護者様より
自分が勉強する意味や意義について考え、自らの意志で能動的に取り組む経験をさせてもらう過程で、勉強の本質も教わっていたのだろう。この学びは、一生の宝となるはずだ。

新たなステージの幕開けに向けて始動しながら、桜の開花と入学式を待ちわびる3月。ちょうど3年前、国立の附属中学校に合格したときも、こんな心沸き立つ日々を過ごしていた。次の目標である学芸大附高への進学を目指し、中学受験を通して全幅の信頼を寄せることとなったSAPIXに引き続きお世話になることに決めたのは、それからすぐのことだった。

「外部生と同等の学力をつけての附属高校への内部進学」という目標を、室長先生と私ども親子とで共有してのスタート。入室後しばらくは、宿題も難なくこなして順調だった。しかし、レポートなどの学校の課題が本格化し、行事にも翻弄されるようになると、次第にSAPIXの課題をおろそかに扱うようになっていった。授業前に辻褄を合わせるかのように、小テスト対策で少しばかり課題に触れてから教室に駆け込む日々。定期試験の度に授業自体を欠席するようにもなり、欠席教材は手つかずのまま積み上がる始末。家ではとりあえず机に向かってはいるものの、いつ見ても目は空想の世界を漂っているか、閉じて夢の中を彷徨っているか。本人なりの罪悪感に駆られてか、深夜まで机を離れようとはしないが、言わば寝床が机に変わっただけである。かくして、「あとでやる」テキストは机の片隅に積まれだし、いつしか雪崩が起こるほどの高さに成長していった。成績もじり貧化してきているというのに、焦燥感のかけらもない様子に、苛立ちは募るばかり。

そんな日々に終止符が打たれたのが、中3の夏休み。室長先生からの呼び出しによる三者面談にて、とうとう喝が入れられたのだ。この日から、娘は生まれ変わったかのごとく、真摯な態度で勉学に打ち込むようになった。休日はちゃんと目を見開いて机に向かうこと14、15時間。移動中も片手には単語帳、自習のために利用するようになった空き教室では、時間超過で最後まで粘って勉強(ご迷惑をおかけし、陳謝)。そんな劇的な変化がもたらされたのは、人見知りの娘が厚い信頼を寄せる程、真情あふれる指導をしていただいていたからに他ならない。自分が勉強する意味や意義について考え、自らの意志で能動的に取り組む経験をさせてもらう過程で、勉強の本質も教わっていたのだろう。この学びは、一生の宝となるはずだ。

内部進学者の入試が1月初旬へと前倒しになった関係で、力試しの他校受験の機会は得られなかった。しかし、極限まで全身全霊をかけて物事に向き合う日々の中で、学力も精神力も最後まで成長し続けたように感じる。これも、授業はもとより、授業外でのコミュニケーションや、細か過ぎる娘の質問への丁寧な対応、弱点補強のための課題指示など、すべての先生方のお力添えの賜である。

巡り来る桜の季節。喜びを胸に、さらなる高みに向けて、また新しい一歩が踏み出せることに、心からの感謝を申し上げたい。

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