千葉県公立高校 2017後期選抜問題分析【速報】

後期

英語

千葉県公立高校(後期) 傾向分析 傾向分析 英語

1 リスニング問題:小問数7

例年通りの出題形式に加え、今年は読まれた英文を聞き取り、空所に適切な語を補う問題が2問追加されました。全体の配点も約3割になり、リスニング問題の比重が高くなりました。

2 並べかえ英作文:小問数3

単語を適切な形に変化させる設問がなくなり、単語を並べかえて対話文を完成させる問題のみとなりました。どの設問も間接疑問や接続詞など基本的な文法知識を問うものでした。

3 条件英作文:小問数1

「朝早く勉強するのは夜遅く勉強するよりも良い」という主張に対して、肯定、否定の立場を選択し、自分の意見を15語程度の英文でまとめる問題でした。選択した立場に沿う内容を簡潔にまとめ、表現する力が必要です。

4 短文集合(約260語):小問数4

カタログショッピングの広告と、英単語の複数形の作り方を説明する英文の読解が出題されました。広告の読解は、内容を注意深く読み取れば正解できる問題でした。

5 日記文の読解(約420語):小問数5

ある中学生が自分の誕生日に起こった出来事をまとめた英文です。例年通り、与えられた英文を適切な箇所に補う問題や、内容に関する問題が出されました。(4)②の英文記述は、本文中の表現を設問が求める形式に書き直す必要があり、得点に差がついたと考えられます。

6 対話文の読解(約170語):小問数4

日本人の高校生と留学生の間で交わされる対話文のセリフを選択肢から選ぶ問題でした。日本人が食事をする前後に言う「いただきます」や「ごちそうさま」が話題でした。対話の流れはつかみやすいので、ミスなく全問正解したい問題です。

数学

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1 小問集合

計算問題5問と多角形の内角の和を答える問題でした。いずれも基本的な内容のため、確実に得点したいところです。

2 小問集合

(1)資料の整理、(2)円すいの体積、(3)二次関数と変域、(4)確率、(5)作図でした。(4)までは落ち着いて確実に正解したい問題です。(5)の作図は、円の性質を利用する問題で、後期の問題としては解きづらく感じた受験生もいたかもしれません。

3 二次関数

図形の長さや面積を利用する二次関数の問題でした。(1)(2)は基本的な内容のため、短時間で完答したいです。(3)も問われている内容を勘違いしなければ、例年より得点しやすい問題でした。

4 平面図形

(1)は相似の証明、(2)はそれを利用して長さを求める例年通りの内容でした。前半の穴埋め、後半の記述、長さを求める小問のつながりがしっかりしているため、それを意識できれば対応しやすいと思われます。ほかの大問に時間を要するものが少なかったため、じっくり時間をかけて取り組みたい大問でした。

5 座標平面上の図形

座標平面上で図形を回転させる問題でした。千葉県公立高では珍しい出題のため、戸惑った受験生もいたかもしれませんが、入試問題ではよく見かけるテーマでもあります。千葉県に限らず、様々な入試問題を解いてきた演習量で差がついたかもしれません。

国語

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1 放送による聞き取りテスト

高校生が学校紹介のために使う写真について話し合っている場面と、それに関連する問いが放送されました。問題用紙に写真が7枚与えられているため、場面をイメージしやすい問題でした。

2 漢字の読み取り

標準レベルの出題でしたが、日常生活の中ではあまり目にしない言葉も出されています。例文中での言葉の使われ方にも注意しながら、確実に解答することが求められました。

3 漢字の書き取り

大問2と同様、標準的な難度の出題でした。ただし、受験生にはなじみの薄い四字熟語も出されているため、注意が必要です。

4 中島久枝『金メダルのケーキ』

少女とフランスの菓子職人の交流を描いた小説からの出題でした。心情描写が平明で、内容を把握しやすかったため、高得点を狙うこともできる大問でした。文法や慣用句の知識も問われています。

5 外岡秀俊の文章・山本東次郎の文章

文章Ⅰは、ネット社会におけるメディアの単純化について問題提起したものからの出題でした。こうした論説文に備えて、日頃からさまざまなニュースに親しんでおく必要があります。最後の設問では「手紙」に関する文章Ⅱが示され、10字以上15字以内の記述が求められました。この大問に時間をとられた受験生が多かったようです。

6 『落栗物語』

達筆の書道家にまつわる逸話からの出題でした。文章内容はとらえやすいため、高得点を狙いたい大問です。

7 作文

合唱コンクールの課題曲についての意見を書く作文でした。指定された二つのことわざのうち、どちらか一つを用いて書くことが条件になっていたため、ことわざの意味も理解している必要がありました。原稿用紙の使い方など、形式面にも十分に注意を払いましょう。

理科

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1 細胞(生物)

タマネギの細胞分裂に関する知識問題でした。いずれも典型問題でしたが、(4)の記述問題は観察2の内容を正確にふまえる必要がありました。

2 音(物理)

弦と音の波形についての基礎的な問題でした。(1)は細かな知識、(4)は実験の目的をよく理解したうえで解き進めていく必要がありました。

3 天気(地学)

天気図と風についての問題でした。(1)の天気図は選択肢をしっかりと吟味する必要がありました。いずれの問題も正確な知識としくみの理解が必要で、この大問で全体的な差がついたと思われます。

4 物質の特徴、状態変化(化学)

金属の性質や状態変化における粒子の運動がテーマでした。いずれの問題も典型的なものであり、計算問題もやさしいものでした。

5 人体(生物)

血液の循環と心臓のつくりに関する知識問題でした。(1)は細かな知識の問題でしたが、そのほか は基礎的な問題なので、取りこぼしは避けたいところです。

6 化学変化(化学)

塩酸と塩化銅水溶液の電気分解の問題でした。いずれの問題も典型的なものであり、大問5と同様に取りこぼしは避けたい大問です。

7 運動とエネルギー(物理)

仕事や運動とエネルギーの基本事項が問われました。(2)や(3)では、状況をよく理解し、単位などに気をつけながら正確に計算する力が求められました。

8 岩石(地学)

化石に関する基本知識の問題でした。高得点を狙いたい大問です。

社会

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1 総合問題

千葉県の特産品の一つ、びわに関する文章をもとに地理、歴史、公民から1問ずつ出題されました。歴史は恒例となっている3つの出来事を年代の古い順に並べ替える形式ではなく、1751年にもっとも近い出来事を選ばせる問題でした。

2 日本地理

日本地理に関する基本的な問題でした。都道府県庁所在地や地形図などを題材とした出題傾向に大きな変化はありません。統計資料は設問内容と数字の増減を落ち着いて読み取る必要がありました。

3 世界地理

緯線、農業形態、観光名所、環境・エネルギー問題について出題されました。いずれも基本的な内容でしたが、環境・エネルギー問題に関する資料の読み取りは、計算を必要とする選択肢もあり、慎重に吟味しなければなりませんでした。

4 前近代史

「千葉県の歴史」をテーマに江戸時代までの歴史が幅広く問われました。江戸幕府の対外政策に関する並べ替え問題を解くには、正確な年代把握を必要としましたが、各選択肢の因果関係を注意深く読むことでも対応が可能でした。

5 近・現代史

歴史上の出来事がおこった月日を題材に明治時代以降の知識が問われました。同時代の世界史に関する問題では下線部の記述より、第一次世界大戦から第二次世界大戦の間におこった出来事を答えることに気づく必要がありました。

6 政治

三権分立のしくみや地方分権に関する政治の総合問題でした。参議院の緊急集会についての記述は必要な要素を入れつつ、前後の意味が通るようにまとめることが難しい問題でした。

7 経済

日本の経済成長に関する文章をもとにした経済の総合問題でした。景気変動、企業の種類、四大公害病などについて問われましたが、いずれも基本的な内容でした。

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