東京都立高校 入試制度

いろいろな東京都立高校

東京都には200近くの公立高等学校がありますが、特に難関校と言われる都立高等学校を以下のように分類します。難関国公立大学への進学指導に重点を置く観点(①)の分類、中高一貫や単位制などの学校制度からの分類(②)など、東京都教育委員会からの指定もいろいろな種類があります。

①進学指導重視の観点からの分類

進学指導重点校

進学実績の向上を明確に謳い、人員・資金が優遇される一方でその実績が厳密に評価・公表されます。5年更新で2013~2017年までは、日比谷(千代田区)・西(杉並区)・国立(国立市)・八王子東(八王子市)・戸山(新宿区)・青山(渋谷区)・立川(立川市)の7校が指定されています。

日比谷 西 国立 八王子東 戸山 青山 立川

進学指導特別推進校

進学指導重点校につづく位置づけの高校。国分寺(国分寺市)・新宿(新宿区)・小山台(品川区)・駒場(目黒区)・町田(町田市)の5校に加えて、2013年から国際(目黒区)が指定されました。

国分寺 新宿 小山台 駒場 町田 国際※

※2013年から

②学校制度からの分類

進学重視型単位制高校

単位制高校とは、用意された科目の中で自分の将来・興味にあわせて選択して学ぶ高校のこと。普通科の単位制高校の中で進学実績に重点を置いた高校を「進学重視型単位制高校」と呼び、現在は国分寺(国分寺市)・新宿(新宿区)・墨田川(墨田区)の3校が指定されています。

国分寺 新宿 墨田川

併設型中高一貫教育校

高等学校に中学校が併設している学校のことで、中学校に通学する生徒は無試験で高等学校に進学できます。また高校受験で少数ですが募集を行います。

大泉 白鷗 富士 武蔵 両国

中等教育学校

中学校と高等学校のカリキュラムを統合した教育を行う学校のこと。前期課程(中学相当)と後期課程(高校相当)にわかれ、一部例外を除き、高校入学の募集は行われません。

東京都立高等学校の入試問題

東京都立高で実施される入試は、上記の進学指導重点校などを除き、全教科同じ問題(以下、「共通問題」と記す)が使用されています。幅広い学力の受験生に対応するために、首都圏難関国私立高と比較すると取り組みやすい問題となっています。

~2013年 入試問題の学校作成

都立日比谷高(千代田区)、都立西高(杉並区)、都立国立高(国立市)、都立八王子東高(八王子市)、都立戸山高(新宿区)、都立青山高(渋谷区)、都立立川高(立川市)の7校は「進学指導重点校」の指定を受け、2001年の都立日比谷高を皮切りに独自の入試問題を学校で作成・実施してきました。英語のリスニング・理科・社会は共通問題を使用しますが、リスニング以外の英語および数学と国語は例年非常に難度の高いものが出題されていました。

~2017年 グループ作成

さらに2014年から、進学指導重点校をはじめとする東京都立難関校が複数のグループにまとまり、共同で入試問題を作成(以下「グループ作成問題」と記す)しています。グループ作成問題では、種類ごとに複数の問題を作成し、高校がそれを組み合わせて入試問題を編成します。それに加えて一つの教科につき大問1題は学校オリジナルの問題(以下「自校作成問題」と記す)に差し替えていいというルールもあります。

2018年入試~ 自校作成問題への回帰

2014年から実施されてきた学力検査問題の「グループ作成」ですが、期待された「中学生の志望校の選択幅拡大」に役立てられているとはいえず、また、グループによっては学校の特色や求める生徒に合わせて問題の差し替えを行わざるを得ない状況です。このことから東京都教育委員会は、2016年7月に「グループ作成」の見直しを発表しました。それによると、2018年入試より進学指導重点校グループおよび進学重視型単位制高校グループでは、従来の形式である「自校作成」による検査問題に戻し、各学校が求める生徒を選抜できるよう変更されます。

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