[2016 高校受験 保護者体験記]「受験からの学び、成長」鈴木 なぎささん(東京学芸大学附属高校進学・母より)

2月15日の合格発表の日、娘と2人で掲示板に娘の受験番号を探し、興奮の中で見つけた時は、「ようやく、この緊張を強いられる毎日から解放される」という安堵の気持ちでした。
 
娘がSAPIXでお世話になり始めたのは、中2の春でした。以前から勧めていたのですが、苦手意識が強い大手塾には近づこうとせず、「行かない」の一点張り。しかし、学校において友人と自分との
学習進度の違いに焦りを感じてきたのか、嫌々ながらSAPIXのテストを受け、入室させていただきました。
 
最初の頃は、先生のおっしゃることも素直に聞き、宿題もこなし順調でしたが、夏休みに入った頃から徐々に恐怖の中2病、いわゆる思春期における反抗期が始まり、延々と中3の2学期まで続きました。
 
家族に対する態度も固く、言葉も思いやりに欠け、何かにつけて反抗ばかりです。優しかった頃の娘とは大違いで戸惑うことばかりでした。それでも、私は塾への送り迎え、体調を崩さないための食事への配慮など、あらゆることに気を配っていましたが、ついぞ、娘から感謝の言葉を聞くことはありませんでした。このような心理状態では、通塾もうまくいくはずもなく、何度も塾を「辞める、辞めない」で親子でもめ、その度にいつも先生に助けていただくという有様でした。
 
思春期における心の不安定さに、娘も自分の身体の中で起きている現象とはいえ、理由も分からず戸惑っているように見えました。
 
そこで私は、娘に対して良かれと思ってしてきたことをやめ、少し気持ちの距離をとり、娘から頼まれれば、喜んで協力するというスタンスに変えていったのです。そのあたりから、娘は変化していき、落ち着きを取り戻してきました。それが中3の2学期の初め頃です。そこから受験モードへの切り替え、ギリギリに遅い出発です。
 
先生との数回にわたる面談では、「志望校を変えずにこのまま行きましょう」というご指導をいただき、娘は学校から真っ直ぐ塾へ行き、授業を受け時間の許す限り自習をしてバスで帰宅するという生活を続け、少しずつ成績を上げていきました。
 
中3の3学期に入ってからは、試験までの日数も少ないことから、より一層勉強に励む姿がそこにはありました。先生方からは、不得意科目を重点的に教えていただいたり、不安定になりやすい精神面を支えていただいたりと、本当に最後まで温かいご指導を賜り、どれほど親子共々心強かったかしれません。娘にとりましても、紆余曲折を経ての2年間でした。多分、つらいことのほうが多く、挫折したこともあったと思います。そのような時でも先生方は、前進する勇気を授けてくださいました。
 
お陰さまで、娘は合格という素晴らしい結果と、次へのステップへの自信をいただくことができました。このように導いてくださいました先生方に、心より深謝致します。ありがとうございました。

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