[2016 高校受験 保護者体験記]「受験を通して成長を見せた息子」川田 賢さん(都立国立高校進学・父より)

今からちょうど1年前の3月末、私たち家族はブラジルから帰国しました。日本人学校に通っていましたが、そこは日本の中学とは似て非なる所。小規模でのんびりした雰囲気にどっぷり浸かった私たち親子は、日本の中学校に、そしてこれから始まる受験生活に不安を感じながら日本に戻りました。
 
小学校低学年から海外暮らしをしていた息子にとって、高校受験は遠い国の出来事でした。知っている高校といえば、甲子園に出てくる野球の強豪校だけ。受験生の中における自分の立ち位置も分からなければ、東京にどんな学校があって、どこが自分に合っているのかも見当がつきませんでした。そんな状態で訪ねたSAPIX。予想に反して「今からでも十分間に合いますよ」と前向きな言葉をいただけて、とても嬉しかったことを今でも憶えています。
 
息子は日本での生活に少し慣れた5月から、SAPIXに通い始めました。幸いにも入室テスト、第1回サピックスオープンでまずまずの結果を残せましたが、後で聞いたところではこの時期が息子にとって一番苦しかったようです。学校は知らない子ばかり、毎日の部活(野球部)はきつい、サピでは聞いたことのない話ばかりで訳が分からない、そういう状態でした。
 
親としては勉強も野球も精一杯やってほしいとは思うものの、一方で急激な環境変化に息子が戸惑う事態も恐れていました。海外から一足先に帰国した同級生たちの中には、日本にうまくなじめないという子もいたからです。しかし、親が過度な心配をするまでもなく、息子は状況を冷静に把握していたようでした。部活でどんなに疲れていても、サピの宿題は必ず済ませて授業に臨み、練習のために遅刻することはあっても休むことはありませんでした。
 
やがて夏期講習、SS(サンデー・サピックス)特訓と進めていくうちにSAPIXの授業についていけるようになり、本人に少しの余裕と自信もできてきたように見受けられました。息子は親の干渉を好かない性質なので、父親としては受験勉強の進捗は気になりましたが口出しは控え、心の中で応援していました。その間のサピックスオープンや学校別入試プレでは多少の変動はありましたが概ね安定していて、「高校生にはなれそうだ」と安堵し始めたのもこの頃です。
 
また、息子は並行して積極的に学校見学や説明会に参加しました。高校に関する知識がゼロだったので、受験しそうな学校には片っ端から行きました。そんな中で息子の志望校も変化し、当初は野球に専念したいと大学附属校を希望していましたが、文武両道を極めたいと進学校を希望するようになりました。最終的な志望順位は息子が決め、親はそれを応援する形で受験本番を迎えました。結果は、国立大附属校、早慶附属校を含む、すべての受験校に合格し、第一志望の都立国立高への入学を決めました。
 
1年前には想像すらできなかった成果に、親子共々嬉しく思うと同時に、SAPIXには心から感謝しております。ありがとうございました。

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