[2016 高校受験 保護者体験記]「あのソーイング王子が!」落合 れみさん(慶應義塾高校進学・母より)

息子は好奇心が旺盛で、小学校時代からお菓子、ギター、美術教室に通い、編み物やミシンなどの裁縫も得意で「ソーイング王子」と呼ばれていました。2人の兄と同じように中学受験も考えましたが、習い事を続けながらこの先の進路をゆっくり考えることにしました。
 
そんな彼が中1の秋に父親に連れられて日吉で開催されていた慶應連合三田会へ行き、自分も慶應に進みたいと言うようになりました。そして習い事と曜日が合うSAPIXに中2から入室しました。初日の授業でレベルの高さに驚き、翌日には熱を出して授業を欠席してしまうほどでした。しかし、その後の丁寧なご指導と、それまでの遅れは夏休みに取り戻せるから大丈夫との励ましのお陰でやる気を出し、夏休みは張り切って毎日、SAPIXで過ごしました。
 
しかし、塾に慣れ始めた頃に生徒会長の仕事が大変になり、またスマホへ機種変更をすると携帯いじりに夢中になり、私が帰宅してみると塾へ行かずにソファで寝ていることもありました。成績は落ち始め、クラスも下がりました。ただ基礎のクラスに戻ったことで、もう一度基礎固めをし、次第に難しい問題も分かるようになりました。それでも怠けた分を取り戻すのは大変で夏休み明けもクラスは上がれませんでした。そのときは、さすがに悔しく思ったようで、「絶対諦めない!」と宣言し、自らスマホを解約しガラケーに戻し、自習に通う日が増えました。先生の励ましやクラスの友人の影響で雨の日はもちろん、夕飯後に質問に行くこともありました。
 
その甲斐があり、成績は上がりましたが、心配のあまり親としては志望校を確実なところにしたいと先生に相談しました。しかし先生に志望校から慶應義塾高を外すと後悔するのでは……と言われたことで、この2年間頑張ってきた姿を思い出し、「慶應義塾高だけは絶対受けなければ!」と私も決心がつき、息子と改めて慶應義塾高を第一志望にすることを決意しました。
 
その後、2月の試験に向けて本当に真面目に勉強に取り組んだと思います。いよいよ2月7日の慶應志木の試験を皮切りに早慶高の5連続受験が始まりました。しかし、慶應志木と早実は残念ながら不合格。それでもその悔しさを言葉にはせず淡々と最後の最後12日の慶應義塾高の試験前日まで諦めずに黙々と勉強している姿には親としても感動しました。そして、あの、のん気だったソーイング王子が慶應義塾高に合格することができたのです!合格発表後に塾にすぐに連絡し、日吉の並木道を歩きながら「あぁ、早く先生の所に行きたいな!」と言った言葉がとても印象的で、SAPIXに通わせて本当に良かったと感謝の気持ちでいっぱいになりました。先生方は過干渉ではなく、勉強もその方法も常に息子自身に考えさせながらご指導してくださり、そのお陰で自己管理能力が飛躍的に伸びました。それはこれからの人生の宝物になると思います。私の今後の子育てにおいても、大変勉強になりました。本当にありがとうございました。

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